黒ベタ(K100%)データの墨ノセについて

黒ベタ(K100%)データの墨ノセについて

よみプリでは、墨ベタ(K100%)のデータに対し「墨ノセ(ブラックオーバープリント)」の処理を自動で行います。墨ノセは背景色のインキの上に墨ベタ(K100%)のインキを上から重ねて印刷するイメージです。

<墨ベタ(K100%)でのデータ制作時の注意点>
墨ノセ処理により、墨ベタの文字や絵柄と、その下の背景などの色との濃度の違いで色に段差ができてしまうという問題が発生します。

●白フチ文字

白フチ文字を制作する時に、「塗り」を墨ベタ(K100%)、「線」を白で設定し、線を太くした文字の上に墨ベタ(K100%)文字を重ねた場合、墨ノセ部分の色が変わり、色に段差ができてしまうことがあります。
<解決方法>
墨ベタ(K100%)の下に配置する文字の塗りと線の色を統一する。
下の文字の塗りと線の色を統一することで、上に墨ベタ(K100%)を乗せても色の段差ができません。

●広範囲の墨ベタ

墨ベタを使ったイラストの一部などで墨ノセ部分が意図せず段差になってしまうことがあります。
また写真の一部を隠すように墨ベタのオブジェクトを配置した場合に、下の写真が透けて見えてしまうことがあります。
<解決方法>
墨ベタ(K100%)ではない色にして墨ノセの処理を適用させないようにする。
墨ベタ(K100%)ではなく、他のCMYの色をどれか1%でも混ぜることで、墨ノセの処理は適用されなくなります。
墨ベタ(K100%)をリッチブラックに変更した場合も同じく、墨ノセの処理は適用されなくなります。


墨ベタ(K100%) C:0 M:0 Y:0 K:100 →墨ノセが適用される
K以外の色を混ぜる C:1 M:0 Y:0 K:100 →墨ノセが適用されない
リッチブラック C:60 M:40 Y:40 K:100 →墨ノセが適用されない

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